BTXによる食物および肥料製造の検査は高速で簡単食物と肥料の製造では、ラベルに記載の成分が実際の含有物と一致することが検証されます。 製造では、登録や商品取引の規制にも従う必要があります。 (活性)成分、不活性成分、および不活性種(化合物)の修正は、名称と内容で説明する必要があります。 メーカーや規制の検査結果が許容範囲内にない場合、罰金が科される恐れがあります。 標準的なラボ検査には、ICP、AAS、湿式化学分析がありますが、時間や手間がかかり、特に試料が標準的なものでない場合はなおさらです。 非破壊のX線回折/蛍光X線分析(XRD/XRF)手法を組み合わせ金属および化合物成分の高速判定を行うと、より完全な特性解析になり、時間と手間を低減した試料スクリーニングが可能になります。 |
オールインワンのXRD-XRF分析ソリューション
食物と肥料については、製造のどの段階でも、BTXで金属や化合物の高速スクリーニングが可能です。 XRFコンポーネントが金属成分を高速スキャンすると同時に、XRDが石こうや石灰などの化合物を判定します。 BTXは、農作物の完全な非破壊フィンガープリンティングを行います。独自の試料処理システムにより、成分を完全な状態で処理するので、さらに詳細なラボ解析に対応できます。
XRDデータ:高速の化合物判定
XRFデータ:高速の元素判定
BTXの操作は 3ステップでとても簡単 |
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2つの異なるXRDシステムで取得された化合物のフィンガープリント
青色のフィンガープリントは、大型のラボXRDシステムで取得されたものです。 赤色のフィンガープリントは、小型のベンチトップTERRA/BTXで取得されたもので、時間もコストも半分を下回っています。
BTX仕様 XRD測定範囲:5~55° 2Ø、 XRF範囲:3~25 keV、 ターゲット材:Cu(オプションでCoあり)、 X線管電圧:30 kV/20 W、 寸法:11.75 x 6.9 x 18.5 cm(30 x 17 x 47インチ)、 質量:12.5 kg、 40 Gb HD、 ワイヤレス接続
標準の試料室(左)、オプションの非振動試料室(右) |
参考文献:
- Developments in Formulation Analyses by Powder Diffraction Analysis; Fawcett et al, ICDD, Oak Ridge Natl Lab, Innovene USA.
- Study on Structural Characteristics of Pillared Clay Modified Phosphate Fertilizers and its Increase Efficiency Mechanism, WU Pingxiao, Liao Zong-wen, Journal of Zhejiang University SCIENCE, 2005.
- Dolomite as a Raw Material in Fertilizer Production; Farizul, H.K et al, School of Materials Engineering, Northern Malaysia University College of Engineering.
- Scientific Basis for Risk-Based Acceptable Concentrations of Metals in Fertilizers and Their Applicability as Standards, The Weinberg Group on behalf of The Fertilizer Institute; AAPFCO.