レーザー顕微鏡による微細形状測定
チャック付ポリ袋
アプリケーション
私達の日常生活で幅広く使われているポリ袋。中でも開封口にチャックが付いたタイプは開封後に輪ゴムやテープで止める必要もなく大変便利で、何度でも再封が可能で経済的です。素材は袋の中に入れる保存物により種類は様々ですが、ポリエチレンやポリプロピレンが一般的です。チャック付きの袋に求められる重要な機能の一つに保存した中身が漏れ出さない、あるいは外気に触れない密封性が求められます。そのため、チャックのレールの最上部(閉めた際に反対側ビニールに触れる部分)の表面性状を確認することは密封性能の管理に繋がります。
オリンパスのソリューション
オリンパスの3D測定レーザー顕微鏡LEXTでは高分解能かつ高精度な三次元形状測定を行うことが可能で、表面の粗さや凹凸の深さ(高さ)のプロファイル測定を精度良く測定することができます。LEXTでは、接触式と同様の粗さ(二次元)パラメーターを搭載しており、接触式と同様の互換性のある測定結果を得ることが出来るほか、ISO25178に準拠した粗さ(三次元)パラメーターも搭載しているので、面領域での評価を行うことで線粗さよりもより多くの情報量が得られ、数値のみならず三次元画像と照らし合わせた評価が可能です。従来の接触式ではチャックの細いレールの最上部に針を落として測定するのは困難ですが、LEXTなら低倍率から高倍率まで微小な測定エリアを見逃すことなく、かつ非接触で測定することが可能です。
画像
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3D+プロファイル
曲面補正前
曲面補正後