画像解析ソフトウェアによる金属組織の評価
熱処理工程
アプリケーション
金属の機械的性質は、その微細構造に依存するため、各種工業規格の標準図と照らし合わせながら、顕微鏡の接眼レンズを覗き込むという金属組織観察は古くから欠かせませんでした。近年、金属組織の形状、サイズ、粒度などはソフトウェアによる半自動的な判定も可能ですが、一人の検査員が1日に50個、100個というサンプルを検査しなければならない場合は、やはり目視比較の判定が一番早いです。ただし、その場合は、アナログ的な検査からの結果をどう効率よく記録として保管できるかが課題となります。
オリンパスのソリューション
オリンパスの画像解析ソフトウェア OLYMPUS Streamの「チャート比較」ソリューションは初めて使う検査員でもすぐに使いこなせ、旧来からの顕微鏡の接眼レンズに装着したレチクルでの評価と同じような感覚で、サンプルの金属組織を各種工業規格の標準図とすばやく比較し、判定結果を画像に付加情報として埋め込むことができます。ISO 643, ISO 945, ASTM E112, EN 10247/07, DIN 50602, SEP 1572, SEP 152など工業規格からの標準図をご用意しております。「チャート比較」ソリューションを使うと、大きなモニタ上でサンプルと標準図を見比べながら議論もできるので、検査員の教育効率も向上するという点も、お客様から受入れられている理由です。
鉄鋼の非金属介在物の評価
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鉄鋼の結晶粒の評価
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