デジタルマイクロスコープによる多彩な観察方法
歯ブラシ
アプリケーション
日々使用している歯ブラシにも、ヘッドの角度や弾力性、ブラシの毛の量や長さや柔らかさ、先端の形状などに特徴を持つ製品が数多く並び、個人の歯並びや歯茎の状態の違いに合わせて選択することができます。歯周ポケットという歯と歯茎の間の小さな隙間に、食べ物のかすが溜まると歯肉炎や歯槽膿漏の原因となることが良く知られていて、この歯周ポケットにも入り込めるような毛先の細いブラシも近年増えています。この毛先の状態が実際どのようになっているかを顕微鏡で詳細に観察することは製品管理上でも大切です。
オリンパスのソリューション
オリンパスのデジタルマイクロスコープDSXは、明視野、暗視野、ミックス(明視野+暗視野)、微分干渉、偏光の多彩な観察方法を搭載しています。目的に適した観察方法がワンクリックで切り替えられるため、半透明のブラシの毛先の様子が明瞭に見える観察法を簡単に見つけることができます。光学ズームで10倍までの拡大観察が可能となり、1本のレンズでこれまでの金属顕微鏡の倍率レンジをカバーできます。レンズは2本まで搭載可能で必要に応じて更に高倍の観察も実現できます。また、高さ方向に焦点を移動しながら撮影することで、全面にフォーカスの合った画像を自動合成する拡張焦点機能は束になっているブラシの毛の奥から手前まで全体にフォーカスの合った鮮明な画像がワンクリックで取得できます。自動貼り合わせ機能と組み合わせれば、今までの顕微鏡を越えるデータの撮影が可能です。
画像
①目的に合わせた様々な観察方法
明視野 | 暗視野 | ミックス(明視野+暗視野) | 偏光 |
②ズーム機能
対物レンズ5x ズーム1x | 対物レンズ20x ズーム1x | 対物レンズ20x ズーム5x |
③拡張焦点機能
奥側にフォーカスがあっている | 真ん中にフォーカスがあっている | 表面にフォーカスがあっている |
全面にフォーカスがあっている