背景
歯車の伝達機構は、複数の歯がその3次元形状のかみ合いにより、トルクを伝達するメカニズムです。かみ合う歯車の誤差は、伝達の特性に悪影響を与える場合があります。歯車の表面形状に加工上の品質問題があって許容範囲をこえる誤差があれば、たとえ要求されるトルクを伝達できたとしても、回転時の微妙なガタツキや異音が発生して、結果的に製品全体の性能や寿命の低下につながり、品質問題になることがあります。つまり、高精度かつ高伝達効率の信頼性の高い伝達機構を作るためには、歯車を構成するそれぞれの部品の誤差を最小限にして、精度を上げることが求められています。
オリンパスのソリューション
オリンパスのデジタルマイクロスコープDSXは、誰にでも簡単に部品表面の凹凸形状がわかる3D画像を撮影することができます。また、様々な表面形状測定をすることもできるので、歯車の欠けなどの不良品の記録には最適な検査装置です。
商品の特徴
- 高分解能高解像観察
- 特別なスキルがなくても、誰にでも高品質な結果が得られるガイダンス機能
- 3D画像撮影
- 視野全体にピントが合わせられるEFI機能
- 各種寸法測定機能
- 特徴点を際立たせる多様な画像処理
画像
金属破断面(対物レンズ3.6x ズーム1x)