ゴムチューブまたはゴムホースの厚さ測定は、品質管理において重要です。超音波厚さ計では、超音波探触子を部品の片側に音響結合させることにより、部品を切り出す必要なく即座に厚さを測定できます。 薄肉ゴムチューブは、厚さ測定しやすいように平らにする場合がありますが、通常は最小直径2 mm(0.080インチ)まで測定可能です。一部のゴムホースは、ファイバーやスチールワイヤーなどの強化材料が入っていて、全体の肉厚測定が困難もしくは不可能です(特に織布で補強されている場合)。 織布で補強されている場合、通常はMagna-Mike™ 8600ホール効果厚さ計を使用して、チューブ全体の厚さを測定できます。この測定法を用いるデメリットは、肉厚測定を行うためにチューブ内部に小さなターゲットボールを挿入する必要があることです。 |
ゴム製ホースとチューブの厚さ測定に推奨される機器
ゴム製ホースとチューブに推奨される厚さ計と探触子は、ホースやチューブの直径、厚さの範囲、ゴムの種類などによって異なります。精密厚さ計38DL PLUS™、Magna-Mike 8600、45MG(一振動子オプション付き)などを、以下の各種探触子とともに使用します。
- V260 Sonopen™探触子:直径約3 mm(0.080インチ)~5 mm(0.2インチ)の薄肉チューブ
- M110探触子:肉厚約10 mm(0.4インチ)までの大径チューブ
- M1036探触子:さらに厚いホース
また、38DL PLUSおよび45MG厚さ計にハイペネトレーションソフトウェアオプションが必要な場合もあります。厚さ計と探触子の選定については、Evidentまでお問い合わせください。