地震、台風、建築物の崩壊—これらは捜索救助(SAR)隊員が日常的に遭遇している極限条件のほんの一部にすぎません。過酷な天候、粉塵、暗闇、そして人間が入り込むことが困難な閉鎖空間によって行く手を阻まれるSARには、被災者の居場所の特定と救助をアシストできる堅牢な装備が必要です。ビデオスコープを使用する遠隔目視検査(RVI)は、救助隊による被災者の居場所の特定や、最適な活動方針の決定の際に大いに活躍します。SAR活動に適したビデオスコープを実際に有効活用するためには、特定の機能が要求されます。以下が最も重要な5つの機能です。
1. 過酷な天候や作業条件下でも信頼性が高い
探索救助活動には過酷な条件がつきものです。荒天や、粉塵と破片に満ちた空気に耐えるためには、ビデオスコープは防塵防滴型である必要があります。米国国防軍用規格(MIL-STD)に準拠していれば、落としたりぶつけたりしても安心して使用できます。
2. 軽量で携帯が容易SAR活動は本質的に長期に及ぶ困難な活動なうえに、救助隊はがれきや破片の上を慎重に歩かなければならないこともあります。救助隊の身体的負担を減らすべく、ビデオスコープは小型、軽量、かつ携帯性が高いものでなければなりません。通常、救助隊は保護具を着用しているため、湾曲機能などすべての操作を手袋をしたまま容易に行えることも重要です。 |
3. 大空間を照らすビデオスコープには、広く暗い空間内で被災者を捜索するのに必要な明るさを提供する、強力な光源が要求されます。しかし、すぐにバッテリー切れとならないよう、光源の明るさと消費電力のバランスが取れていなければなりません。 |
4. 広角レンズで広い空間を見ることができる
ビデオスコープの挿入部には、広い範囲で鮮明な視野が得られる、高品質の広角レンズが求められます。画像は歪まずに、均一の明るさで画面上に表示されなければりません。
5. 画像をリアルタイムで他の救助隊に送ることができる
現場からのライブ画像を、離れた場所で業務にあたるサポート要員と共有できれば、救助隊にとって大きな助けになります。無線接続機能を使うことにより、SARチームの連携がさらに強まり、より効率的に探索救助活動を行えます。
適切なビデオスコープを見つける
高い携帯性、耐久性、明るい照明、画像の鮮明さ、ストリーミングがひとつにパッケージされたビデオスコープを探し出すことは困難です。一般に、ビデオスコープの携帯性が高いほど、搭載機能は限定されます。これが、IPLEX® G Liteビデオスコープ が災害救助の場面において不可欠なツールである理由のひとつです。このビデオスコープは、IP65規格の防塵防滴性、明るさを自動的に調節してバッテリー消費を節約する強力なLED光源、鮮明な画像の広角レンズ、オプションアダプターを介した無線ストリーミング能力を備えています。それでいて、重量はわずか1.15kgです。このような機能と携帯性のコンビネーションが、救助隊の作業を容易にし、生存者が発見しやすくなるため、SAR活動において優れた結果をもたらすことが可能になるのです。 |
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