私たちは先日、当社の顧客で金属リサイクル加工業界のリーダーであるSA Recycling社を訪問し、カリフォルニア州モンテベロの施設にて当社のVanta ハンドヘルド蛍光X線分析計がどのように使用されているかを見学させていただきました。
私たちの訪問中、ゼネラルマネージャーであるTog
Valizada氏に、正確に合金を判定し軽元素を特定するツールとしてVanta分析計を施設全体でどのように使用しているかについてお話しいただきました。
SA Recycling社における金属スクラップの品種判定の合理化
カリフォルニア州モンテベロにあるSA Recycling社の施設では、毎月およそ3,000トンの鉄スクラップと、680トンの非鉄スクラップを加工しています。 この施設では、Vanta ハンドヘルド蛍光X線分析計を含む数台の分析計を所有しています。
Tog氏は、Vanta分析計を用いた金属スクラップの品種判定プロセスがいかに効率的であるかを強調しました。
SA Recycling社のゼネラルマネージャーであるTog Valizada氏
「Vanta蛍光X線分析計は使いやすく、測定はおよそ3秒で完了します。 これは非常に速いです。 当社の従業員は、特に合金の品種判定時に好んで使用しています」と、Tog氏は説明します。
同社の従業員は毎日、Vanta分析計を受入目的で使用しています。 Tog氏は、スクラップの受入時とその購入方法という購入面においてそれが非常に重要であると考えています。
出荷面では、Vanta分析計により、従業員が軽元素を読み取ってスクラップを仕様通りにエンドユーザーに出荷していることを確認することができます。
同社では、合金分析を目的とした迅速な品種判定方法で、材料に応じて測定時間を自動的に短縮または延長するSmartSort(スマートソート)機能を使用しています。 この方法を用いて、Vanta分析計は品種に完全に一致するまで測定を行い、分析に使用するビームを1本または2本にするかを決定します。
これにより、軽元素が存在する場合でも、正確性と精度を保ちながら、時間を節約することができます。 分析計が第1ビームでの測定を中止し、品種中に軽元素が検出される場合、第2ビームで分析されていない元素については公称成分が表示されます。
Tog氏は、「当社では、軽元素の測定が重要であることから、SmartSort(スマートソート)機能はそのまま有効としています。 これにより、化学分析結果に異常がないかどうかを自動的に知らせてくれます。 仕様に従っていないものがある場合、これを加工中に検知し、保管し、分離し、そして出荷しないようにすることができます。 これは非常に重要で、これにより多くの費用を削減することができます」
材料がミルで拒絶された場合、SA Recyclingはこれを追跡しなければなりません。
Vanta分析計を用いた正確な品種判定により、輸送費を削減し二度手間となる時間と労力を節約できます。
金属スクラップの品種判定におけるVantaのその他の利点
高速で正確な品種判定に加えて、Tog氏はEvidentの現地サービスとサポートをVantaハンドヘルド蛍光X線分析計の重要な利点として強調します。
「私が気に入っている点の1つであり、私が当社で使用しているその他の分析計よりもVantaハンドヘルド蛍光X線分析計を好む理由は、サポートしてくれる現地担当者と関係を築けることです」と、Tog氏は言います。
これらの利点がすべて組み合わさり、投資の早期回収(ROI)に貢献してくれています。
Tog氏は、「投資の回収は非常に重要です。 Vanta蛍光X線分析計を購入する前に、当社にて試算を行い、この装置に費やす金額を短期間で回収できることを確認しました」と説明します。
Vantaハンドヘルド蛍光X線分析計を用いた合金判定および金属スクラップの品種判定についてもっと知りたい方は、以下のTog氏へのインタビュー全文をご覧ください。 金属スクラップの品種判定におけるVanta蛍光X線分析計 の詳細については、当社のアプリケーションページもご覧ください。