生産・販売終了製品
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DSX500は13倍の光学ズームを搭載した次世代工業顕微鏡のスタンダードモデルです。これまでの顕微鏡を越え容易な操作性とデジタル顕微鏡を凌駕するゆるぎない信頼性で、どなたにでも簡単に最適な結果を提供します。
DSXシリーズの操作は、顕微鏡そのものではなく、直感的に理解しやすいGUI画面のメニューで行います。ユーザーの熟練度に合わせて選べる操作モードや、タッチパネル、マウス、ジョイスティックによる新しい操作が、顕微鏡についての知識やスキルをお持ちの方はもちろん、顕微鏡に不慣れな方でも迷わず扱える快適な操作性を実現しました。
DSXシリーズでは、ユーザーの熟練度に合わせてGUIを最適設計した「標準モード」と「ビギナーモード」の2つの操作モードを用意しています。さらに標準モードをカスタマイズし、ルーチンワークに特化させた「オペレーターモード」も用意。また、アプリケーション起動時に入力したIDとパスワードに応じて、観察や解析・測定条件などの各ユーザーの設定環境が呼び出され、いつも使っている画面が表示されます。
ビギナーモード 画面が示す手順に沿うだけで、最適なアウトプットにたどり着くことができるモードです。 | |
標準モード 顕微鏡に慣れた方が直感的に操作できるよう、必要なボタン類を作業の流れに沿うように配置したモードです。電動制御を生かしたスピーディーな操作を実現します。 | |
オペレーターモード 標準モードをルーチンワーク用にカスタマイズしたモードです。繰り返し作業が効率化できます。 |
DSX500シリーズでは、観察・測定のための複雑な設定や調整は不要です。電動ステージ、フォーカス、ズーム、照明等の制御や、各種観察法の切り替えなどは、すべてタッチパネルやマウス、ジョイスティックでコントロールできます。ライブ画像を直接タッチしてステージ移動やズームを操作し、直感的かつ快適に目的とする画像を得ることができます。また、サンプルに応じてピントや照明を自動調整する「オートフォーカス/オートゲイン機能」も搭載しています。 |
ズーム倍率を上げて視野が狭くなっても、観察法を変えて暗視野観察にしても、観察場所を見失うことがありません。観察中の位置は「マクロマップ」上につねに明視野画像で表示され、どの部分を観察しているかが一目で把握できます。「パノラマ機能」で貼り合わせた画像を「マクロマップ」上に表示することも可能です。
観察場所をつねに表示する「マクロマップ」 |
シームレスな倍率変換を実現 | 微妙な倍率調整も、思いのままにストレスなく行えます。シームレスに拡大・縮小できるため、倍率変更時に視野が飛んで観察位置を見失うこともありません。DSX500シリーズは、13倍光学ズーム+デジタルズームで30倍までの拡大観察を実現。これまでの金属顕微鏡の倍率レンジが、1本の対物レンズでほぼカバーできます。さらに対物レンズは2本装着でき、組み合わせによって、より広い倍率レンジをカバーできます。また専用設計の高NA長作動レンズにより、凹凸のあるサンプルでも衝突の心配なく検査・測定できます。 |
DSXシリーズでは、GUI画面に表示されたメニューから項目を選択するだけで、必要な機能を実行できます。 観察法の切り替えや画像の処理も、ボタンひとつで行えます。サンプルに適した条件で自動撮影したさまざまな画像の中から、必要な画像を選ぶことも可能。少ない操作手順でスピーディーに、最適な観察が行えます。
DSXシリーズでは、"選択する"という顕微鏡操作の新たなかたちも提供しています。キズ、凹凸など、観察したい項目を選べば、DSX500はそれぞれに適した観察法の画像を「マルチプレビュー」画面に一覧表示。それらの中から目的に合った画像を選ぶだけで、顕微鏡初心者でも、熟練者と同様な結果を得ることができます。「マルチプレビュー」画面はカスタマイズでき、サンプルごとに観察条件を登録しておけば、いつでも誰でも同じ条件で観察でき、バラツキ低減とタクト短縮を実現します。 |
DSXシリーズでは露出を変えて撮影した複数枚の画像を合成する「HDR」(ハイダイナミックレンジ)機能により、サンプル表面の陰影をより忠実に表示することができます。これにより表面の微細な凹凸、見分けが難しかったキズや欠陥などが鮮明に観察できます。また強い反射光によって見えにくくなった部分を解消し、快適に観察することもできます。
暗視野画像やDIC画像でも、ワンクリックで鮮明な観察を可能にする「HDR」
ライブ画像での"黒ツブレ"白トビ"問題を解決するのが「WiDER」です。ダイナミックレンジを大幅に広げた独自ロジックの演算処理により、ワンクリックでサンプル表面の輝度差を解消し、ハレーションも除去。これまでは難しかった明るい部分と暗い部分の同時観察を実現します。フレームレートを落とさないインテリジェント画像処理技術を採用しているため、ライブ観察に最適です。
輝度差のあるサンプルも、ワンクリックで鮮明にライブ観察可能
観察法の切り替えもワンタッチで実現 | 目的にもっとも適した観察を実現するため、DSX500では工業検査で必要とされる主な観察法をすべて用意しています。従来の顕微鏡では欠かせなかった複雑な設定や調整も不要です。ワンクリックで観察法を切り替えることができ、顕微鏡初心者でもスピーディーに目的の画像を得ることができます。 |
明視野(BF)観察用と暗視野(DF)観察用のLED照明を搭載することで、従来の顕微鏡では不可能だったBFとDFの同時観察を可能にしました。明視野の見やすさに暗視野の検出力がプラスされ、サンプル表面の状態を観察しながら、傷や欠陥を容易に検出することができるようになります。
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DSXシリーズでは、見たいものを見るために、高度な知識や特別なテクニックは不要です。オリンパスならではの最新デジタル技術を駆使することで、これまで見えなかったものや見にくかったものを、明瞭に可視化します。もちろん、複雑な操作も不要。メニューのボタンを押すだけで、目的に応じた最適な画像が得られます。
観察から"視野外"をなくすのが、「パノラマ撮影」です。画面上で観察位置を動かすと電動ステージが追従し、リアルタイムで自動的に画像の貼り合わせを行います。また、一般の顕微鏡では高解像を求めて倍率を上げると視野が狭くなりますが、「パノラマ撮影」を使えば高解像と広視野を同時に実現できます。2D、拡張焦点、3Dのすべての貼り合わせが可能で、観察視野が何倍にも拡がります。 |
全面にフォーカスの合った画像を高精度に取得することで、3D画像を構築できます。3D画像は指やマウスで自由に回転させることができ、サンプルがあらゆる角度から観察可能。立体的・視覚的に捉えることができるため、ありのままのサンプルが観察できます。 |
これまでの顕微鏡は焦点が一部にしか合わないため、フォーカスの合っていない不明瞭な領域が生じることがありました。DSXシリーズは、高さ方向に焦点移動することで、全面にフォーカスの合った画像を自動作成。凹凸の大きいサンプルや高低差のあるサンプルでも、明瞭に観察できます。 |
DSXシリーズでは、観察から測定、レポート作成までの一連の操作フローが、ひとつのアプリケーション上で行えます。このためレポート作成も観察・測定終了後にワンクリックするだけ。あらかじめテンプレートを作成しておけば、煩わしいレポート作成も簡単・スピーディーに行えます。レポートは、リッチテキスト形式(rtf)、PDF形式で出力できます。
サンプルの中で観察に必要な部分だけをカラー表示し、他の部分はモノトーンにする「カラーハイライト機能」を搭載しています。観察対象をより明確にした撮影が可能で、レポート作成時にもメリハリの効いた画像が使用できます。検出したい欠陥やコンタミなどを登録しておくこともでき、検査効率も向上します。
DSXシリーズの高信頼性の源泉。それは、光学メーカーとしてのオリンパスDNAにあります。 収差が少なく、解像度に優れたレンズと高度な光学組立技術が、明瞭で歪みが少なく、色再現性に優れた高品質な画像を実現。また、画質向上のため、CCDとグラフィックボードも最適調整。実サンプルをきわめて忠実に再現する、別次元の"見え"を可能にしています。
オリンパスDNAを凝縮した光学系 | DSXシリーズの設計・製造には、光学メーカーとして長年培ってきたオリンパスの優れた技術とノウハウをあますところなく投入しています。これまでのデジタルマイクロスコープでは不可能だった、均一な照明とクリアで高品質な画像での観察。「オリンパスDNA」を継ぐ光学系だからこそ実現できた別次元の"見え"が、ここにあります。 |
DSX500シリーズ新規格専用対物レンズ(同焦75mm) | DSX500シリーズのために新設計した専用対物レンズ(10倍、40倍)は、高いNAと長作動を両立しています。ズーム倍率を上げていくだけで自動的に高解像が得られるため、凹凸の大きいサンプルでも安心して高解像観察が可能です。また、解像力とコントラストに優れた従来のUIS2対物レンズも使用可能です。 |
高性能、高感度CCD |
高品質な光学系で得られた情報をありのままに再現するエンジンとして、色再現性に優れた高性能、高感度CCDを採用しています。高精細を実現する画素シフト機構、最先端のデジタル画像処理「ファインディテール処理」も搭載し、隅々までクリアで新鮮な画像をライブ画像で表示します。
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正確な観察を実現するとともに、省エネ&低ランニングコストも両立する次世代顕微鏡の光として、光量を変えても色温度が変わらないLED光源を採用。長寿命のため、メンテナンスフリーを実現します。
DSX500シリーズでは、テレセントリック光学系や低重心フレーム設計など、オリンパスの測定精度へのこだわりを随所に投入し、デジタルマイクロスコープよりもはるかに高い測定信頼性を実現しています。さらに、測定値の真値への近さ(正確さ)と、複数回の測定値のばらつきの小ささ(繰り返し性)の二つを保証し、お客様の正確な測定をサポートしています。
DSX500シリーズ トレーサビリティ体系図 |
DSX500シリーズではXY方向の倍率の"正確さ"と複数回測定してもばらつきの小さい"繰り返し性"の2つの測定精度指標を保証しています。対物レンズから本トレーサビリティに則った精度保証のため、校正証明書やトレーサビリティ体系図等の証明書類を発行することが可能です。
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測定精度の根幹となるキャリブレーション設定作業は、誰にでも簡単な操作で行えます。作業者による校正作業結果のバラツキがなくなり、測定結果に対する信頼性が高まります。また、「キャリブレーションレポート機能」で、いつ誰がキャリブレーションを設定したかも確認できます。
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DSX500では、2D、3D測定で要求される項目を標準装備しています。XY平面内だけでなく、Z方向の測定も可能なため、あらゆる角度からの観察・測定が可能です。また、測定結果は、同一アプリケーションでレポート化することができます。
平面測定: 円や矩形などを測定
画像上の幾何形状や角度を自動的に測定できます。主な測定項目として、2点間、平行幅、円中心間、矩形、3点指定角度、円などがあります。
キャリパー測定 (オプション): 矩形にも円形にも対応
画像上で指定した矩形キャリパーや円形キャリパーに関する測定が自動的に行えます。
粒子解析 (オプション): 画像から粒子形状を解析
画像を2値化処理し、画像内から抽出した領域を自動的に測定できます。小粒子除去、台粒子除去、穴埋めなどの閾値設定が可能です。
3Dプロファイル測定: 断面積や曲率などを測定
画面上で測定ラインを指定することで、長さや線幅、断面積、曲率、交角といったプロファイルが自動的に測定できます。
3D段差測定: 簡単な操作で段差を測定
画像上で測定点を指定することで、高さ方向の距離を測定できます。 高さヒストグラムを使って測定することもできます。
※段差測定には3D撮影された画像データが必要です。
3D面積・体積測定: 表面積についても測定可能
3D画像上で指定した領域の面積、体積、表面積を自動的に測定できます。測定の際の閾値はヒストグラム、あるいはプロファイルで指定します。
高倍観察時にも安定した観察を可能にするため、DSXシリーズでは「低重心・重厚フレーム設計」を採用。さらに外部環境から伝わる振動の影響を補正する「振動補正機能」を搭載。高倍観察時や拡張焦点機能時、3D画像撮影時などでも、ブレのない明瞭な画像が得られます。
DSXシリーズでは、テレセントリック光学系を採用。デジタルマイクロスコープのように、フォーカス位置が変わると像の大きさも変わってしまうということがありません。また、納品時には、専任スタッフがお客様の設置環境ですべての顕微鏡の性能確認を行います。
粒度解析など、金属組織を評価する解析は、別売りの画像解析ソフトウエアOLYMPUS
Streamで行えます。DSX500シリーズで取得した画像データはワンクリックでそのままOLYMPUS Streamに直接読み込むことができます。
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