観えなかった世界を可視化する技術

高NA・低収差対物レンズ

従来のデジタルマイクロスコープを超える高NA・低収差対物レンズの搭載と、視野内の照明強度の均一性の向上により、DSX510は最先端の光学顕微鏡に匹敵する高解像度を実現しています。

           ICパターン（NA 0.4）                                    ICパターン（NA 0.8）

           ベイナイト鋼（NA 0.4）                                 ベイナイト鋼（NA 0.8）

高性能、高感度CCD＊：1800万画素の高品質画像を再現

高品質な光学系で得られた情報をありのままに再現するエンジ ンとして、色再現性に優れた高性能、高感度CCDを採用。 ＊4800×3600画素、3CCDモード換算ではさらに3倍相当

広範囲の倍率をカバーするズーム光学系

ズーム光学系：1つのレンズで低倍から高倍までカバー

DSX510は、13倍光学 ズーム＋デジタルズームで30倍までの拡大観察を実現。1本の対物レンズで、これまでの金属顕微鏡の倍率レンジをほぼカバーで きます。

  シームレスな倍率変換を実現

ノーズピース：対物レンズを2本搭載

一度に２つのレンズを装着でき、より広い範囲の倍率（70～9000 倍)がカバーできます。

マクロマップ：観察中の位置をつねに表示

ズーム倍率を上げて視野が狭くなっても、観察法を変えて暗視野 観察にしても、観察場所を見失うことがありません。

多彩な観察方法を自在に操作

多彩な観察法：必要な画像を、素早くそして簡単に

工業検査で必要とされる主な観察法を用意しています。従来の顕微鏡では欠かせなかった複雑な設定や調整も不要です。

観察法をワンクリックで切り替え可能

観察法の切り替えもワンクリックで実現

ワンクリックで観察法（明視野、暗視野、MIX [BF+DF]、微分干渉、 偏光）を切り替えることができ、顕微鏡初心者でもスピーディーに目的の画像を得ることができます。

先進のイメージプロセッシング

HDR：目視を超えた“鮮明画像”を実現

露出を変えて撮影した複数枚の画像を合成する「HDR」（ハイダ イナミックレンジ）機能により、サンプル表面の陰影をより忠実に表示することができます。

            ワンクリックで鮮明な観察を可能にする「HDR」

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誰もが最適な条件で観察

マルチプレビュー機能：選ぶだけで最適な結果を

キズ、凹凸など、観察したい項目を選べば、それぞれに適した観察法の画像を「マルチプレビュー」画面に一覧表示。それらの中から目的に合った画像を選ぶだけで、 顕微鏡初心者でも、熟練者と同様な結果を得ることができます。

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観察条件の再現：誰でも簡単に同じ条件で観察が可能

DSX510のメカニズムはすべてデジタル化されているため、撮影画像や保存画像がすべて条件とともに記録されています。 作業者はワンクリックで撮影した画像データから撮影条件を読み取ることができ、まったく同じ条件やセッティングで観察できます。

フルフォーカス画像や3D画像を撮影

拡張焦点機能：凹凸が大きいサンプルでも全面にフォーカス

コンデンサー

高さ方向に焦点移動しながら撮影することで、全面にフォーカスの合った画像を自動合成する「拡張焦点機能」を搭載。凹凸の大きなサン プルでも、全体にフォーカスの合った鮮明な画像がワンクリックで取得できます。凹凸の大きいサンプルや高低差のあるサンプルでも、明 瞭に観察できます。撮影スピードもさらに向上しました。

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3D撮影：サンプルをありのままに観察

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広範囲をスピーディーに撮影できるライブ貼合わせ

観察から“視野外”をなくすのが、「ライブ貼合わせ」です。ステージを動かすと、リアルタイムで自動的に画像の貼り合わせを行います。ま た、一般の顕微鏡では高解像を求めて倍率を上げると視野が狭くなりますが、「ライブ貼合わせ」を使えば高解像と広視野を同時に実現 できます。

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自動パノラマ：ワンクリックで貼り合わせ

ステージにサンプルを設置しワンクリックするだけで、電動ステージが渦巻き状に自動で動き、広視野の貼合わせ画像を取得します。

手動パノラマ：必要な範囲だけを貼り合わせ

ステージを縦・横・斜めと自由に動かすと、リアルタイムにその範囲の貼り合わせを行います。必要な範囲だけを短時間に撮影することが可 能です。

高品質・高付加価値画像を提供する自動貼合わせ

自動貼り合わせ

貼り合わせの枚数や、長さ、始点終点をセッティングし、撮影を行 います。より高精度なパターンマッチングやシェーディングの補正 を行うため、より高品質・高付加価値の貼合わせ画像を取得可能 です。

EFIや3D撮影機能とのコンビネーションも可能

自動貼合わせはフルフォーカス・3D機能と組合せでき、今までの顕微鏡を超えるデータの撮影が可能です。

パターンマッチングやシェーディング補正のアルゴリズムを向上

位置ズレや貼り合わせムラのない、高精度・高品質の広範囲画像を撮影できます。

大量のデータを自動で撮影

移動撮影：登録箇所を自動撮影

便利な「移動撮影」機能を使って、登録箇所を自動撮影できます。従来の顕微鏡では個々のポイントごとに撮影する必要がありましたが、DSXシリーズはその手間を省きます。

正確な測定を支える技術

測定精度を保証

DSX510ではＸＹ方向の倍率の”正確さ”と複数回測定してもばらつきの小さい”繰り返し性”の2つの測定精度指標を保証しています。

• XYの正確さの保証と証明書の発行には、当社サービススタッフによる校正作業が必要となります。
• オリンパスではILAC-MRA校正認定機関（JCSS、JAB）から認証された校正証明書を発行しています。

Z方向への測定再現性を保証

DSX510では、Z方向の繰り返し性を保証しています。

豊富な測定機能

目的に応じた測定を、高精度に実現

工業用途の2D、3D測定に必要な測定項目を装備し、結果を定量的に評価できます。「平面測定」、「プロファイル測定」、「段差測定」、「面積・ 体積測定」に加え、「線粗さ測定」と「面粗さ測定」を新たに装備しました。「3D測定」や「キャリパー測定（エッジ検出測定）」、「粒子解析測 定」も用意しています。

　面積・体積測定             キャリパー測定            段差測定                    ライブ測定

  粒子解析                     線粗さ測定                  面粗さ測定                 平面測定

より高度な測定・解析機能

シンプルなウィザード機能で測定を自動化

ウィザード機能を使うと、さまざまな画像処理・測定・レポート保存を自動化できます。移動撮影と組み合わせることで、オペレータ不在でも 撮影・測定を自動で行うことができ、より効率的な検査を可能とします。

  自動計測

OLYMPUS　Streamで、高度な解析に対応

粒度解析など、金属組織を評価する解析は、別売りの画像解析ソフトウェアOLYMPUS Streamで行えます。

得られた情報を100%共有

ワンクリックで簡単にレポートを作成

観察や撮影、測定終了後にワンクリックするだけで、自動的にレポートを作成できます。レポートのテンプレートもカスタマイズ可能。煩わしいレポート作成も簡単・スピーディーに行えます。

        レポート作成                                                                レポート出力

＊1 標準の落射明視野用LED照明との同時使用は出来ません。 ＊2 当社サービススタッフによる校正作業が必要となります。＊3 x20またはx50の対物レンズを使用した場合

**「弊社より提供する顕微鏡コントローラー（PC）はWindow10のOSライセンスが認証済みとなりますので、Microsoft社のライセンス条項が適用され、当該条項に同意頂くことになります。Microsoft社のライセンス条項は以下をご参照ください」

https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/Retail/Windows/10/UseTerms_Retail_Windows_10_japanese.htm

DSX510/DSX510i シリーズ対物レンズ

＊1 暗視野、MIXには利用できません。 ＊2 明視野のみ利用可能です。 ＊3 画面表示 標準1:1対角の場合（デフォルト値） ＊4 画面表示 標準1:1の場合

お客様の検査・解析の質と効率を飛躍的に向上！DSXのデジタルイメージング技術をご覧ください。

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