6.7 検査規格

多くの確立された産業と同様に、超音波NDTのコミュニティも、試験や検査手順の標準化に向けて、また結果の解釈やレポート作成を目的に、多くの規格や標準、推奨技法を策定しました。 これらの多くは、American Welding Society（AWS）やAmerican Society for Nondestructive Testing（ASNT）などの専門家組織や、European Committee for Standardization（CEN）のような国/地域による標準化団体によって公表されています。 他には、航空宇宙メーカーが作成/配布する航空機サービス広報など、民間産業によるものもあります。 こうした文書は、検査員の手引き書となるほか、プロセスの参与者間（製造元と顧客、検査請負業者と雇用主など）のコミュニケーションのための共通の枠組みにもなります。

規格は範囲や詳細度がさまざまですが、その多くは以下の一般的なトピックを記載しています。

• 検査担当者の資格
• 使用する機器およびプローブのタイプ
• 設定および校正方法
• 検査手順
• 検査結果の解釈
• 文書化とレポート作成

確立されている超音波検査および検査規格は、世界中に何百もあります。 これらの文書のコピーは、発行組織から入手できます。

一次金属