超音波を用いて対象物内部を破壊せずに検査 超音波フェーズドアレイ探傷器の最小・最軽量タイプ※1を発売 「OmniScan(オムニスキャン) SX」シリーズ2013年06月21日 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、ライフサイエンス・産業事業の新製品として、工場設備の溶接部や腐食部、また航空機の機体や部品などの内部を非破壊で検査が可能な超音波フェーズドアレイ探傷器「OmniScan SX PA」と、超音波探傷器「OmniScan SX UT」を2013年7月から全世界で順次発売します。 超音波探傷とは、検査対象物に超音波を当て、その戻り時間と強さにより、検査対象物内部の欠陥の位置や大きさを検査する手法のことです。超音波探傷技術の一つであるフェーズドアレイ機能は、医療用エコー検査のように、検査対象物の内部を映像化でき、欠陥の位置などを視覚的に捉えることが可能です。 今回発売する「OmniScan SX」シリーズ2機種は、現在販売している超音波フェーズドアレイ探傷器「OmniScan MX2※2」のインターフェイスをそのままに、機能をシンプルにした小型軽量タイプの探傷器です。従来品よりも、体積比約50%の小型化、質量約33%減を実現し、高所や狭い場所への持ち運びや、手で持ちながらの検査が容易となります。
※1 2013年6月24日現在、オリンパスの超音波探傷器「OmniScan」シリーズにおいて
●発売の概要
※3 フェーズドアレイ機能(検査対象物内部を医療用エコーのように映像化できる機能)がついていないタイプ。超音波の波形をモニターに表示することで、検査対象物内部の欠陥などを検査することが可能 ●主な特長
●発売の背景
●主な特長の詳細
※4 TOFD(Time of Flight Diffraction) は溶接部の傷の検出・寸法測定をする超音波探傷方法の一つ。超音波の送信・受信をする探触子を、溶接部を挟むように対向配置し、複数の受信波の時間差を測定することで、傷の位置や大きさを測定します。
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