米国マサチューセッツ州ウォルサム、 2022年2月22日 — 新しいOmniScan™ X3 64探傷器は、オリンパスの実証済みの超音波フェーズドアレイ検査(PAUT)製品ラインに向上したパワーと性能を付加します。 この64チャンネル探傷器には、多数の素子を持つフェーズドアレイ(PA)プローブの駆動に対応するパルサー容量があるため、トータルフォーカシングメソッド(TFM)イメージング用のデータ収集速度が上がります。 向上した機能を活用して、アプリケーションポートフォリオの拡張と多様化が可能になります。
持ち運べるパワー
OmniScan X3 64探傷器の高い携帯性と強化された性能は、検査効率を向上させます。 前モデルの最大4倍の速さでTFM画像を処理できる上 *、堅牢で持ち運びやすいケースはそのままです。 スペースに制限のある現場でも、コンパクトさを誇るOmniScan X3 64探傷器は、一般的な64チャンネル装置のように扱いが面倒ではありません。 また、大容量1 TB内蔵ストレージのおかげで、データを転送なしで現場に長時間とどまって大量のスキャン作業を実行できます。
困難で高度なアプリケーションを簡単に
複雑で厚みのある試験体や溶接部への適用を容易にする、フルタイプの64素子開口幅PAおよび128素子開口幅TFMによって、先進のデュアルリニアアレイ™ (DLA)およびデュアルマトリクスアレイ™ (DMA)プローブを最適に使用できます。 セットアップ時の時間を短縮するため、OmniScan X3シリーズの全モデルにDLAとDMAのサポートが組み込まれています。
小さな欠陥でも、OmniScan X3 64探傷器の高分解能PAおよびTFMイメージングなら簡単に識別できます。 低周波数プローブに対応するOmniScan X3 64探傷器は、減衰しやすい材料でも浸透力を高めるとともに、信号飽和を減じることができます。 これらの強化された検出機能は、高温水素侵食(HTHA)など、早期段階にある欠陥のモニタリングに役立ちます。
大型試験体に最適化されたワークフロー
詳細な解析が必要なアプリケーションの場合、オリンパスのWeldSight™ ソフトウェアを使用してPA検査ワークフロー全体を実行すると、効率が大きく向上します。 WeldSightリモートコネクトアプリがOmniScan X3 64本体にインストールされていれば、収集したデータをPCですぐに表示でき、圧力容器内の新たな溶接個所などの特殊な検査手順が容易になる、カスタマイズ可能なユーザーインターフェースやソフトウェアツールを利用できます。
OmniScan X3 64探傷器およびOmniScan X3製品ラインの詳細は、www.Olympus-IMS.com/phasedarray/OmniScan-X3. をご覧ください。
WeldSightソフトウェアの詳細は、www.Olympus-IMS.com/WeldSight/をご覧ください。
* 64素子プローブを使用して取得した結果をOmniScan X3 32:128モデルと比較した場合。
広報担当:
Hilary Banda
(781) 419-3624
Hilary.Banda@olympus.com
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