米国マサチューセッツ州ウォルサム（2024年3月5日）：
革新的な検査ソリューションの業界リーダーであるエビデントは、実績あるフェーズドアレイ検査ソリューション、MapROVERおよびSteerROVERスキャナーの操作性と汎用性における大きな進化を慶んで発表します。これらのスキャナーが提供する新機能によって、パイプ、大型タンク、圧力容器の届きにくい場所や高温の表面の溶接部・腐食検査がより簡単に行えるようになります。
ユーザー体験の向上
両スキャナーに共通のハンドヘルドリモートコントローラーは、堅牢性が改善されたことに加え、タッチスクリーンの鮮明さの向上と背面の内臓マグネットによる壁面への設置が可能となり、操作性が大幅に改善され、両手を空けた状態での検査も可能となりました。
遠隔操作の強化
新しいRECONカメラキットは、SteerROVERスキャナーの遠隔操作の操作性と検査品質の検証作業を改善します。検査員は離れた場所からのスキャナー操作が今まで以上に快適となります。また、プローブの位置や溶接線に対する向きの調整を画面上で確認しながら行えるため、スキャンのやり直しを避けることができます。また、低遅延イーサネット接続、HDビデオ、LED照明によって、暗い環境でもスキャンの進捗や検査対象物の表面状態をリアルタイムでモニタリング可能です。
効率化された検査工程
検査工程をさらに効率化するため、カメラキットタブレットにインストールされているRECON
Studioソフトウェアが検査分析とレポート作成を容易にします。アプリケーションにエンコーダー情報などの包括的な記録機能があるため、不規則性をピンポイントで見つけて、超音波データの表示と効果的に関連付けることができます。
高温腐食マッピングにかかる費用と時間の節約
MapROVER High-Temp（HT）ラスターアームに装着された液体充填式の冷却板と電子冷却システムにより、最大350 °C（662
°F）までの表面に対して速く効率的な腐食マッピングを可能にします。この耐熱技術によって、コストの負担の大きい設備のダウンタイムを削減し、高温環境での検査の安全性と効率を高めます。
「MapROVERおよびSteerROVERスキャナーの進化は、検査員のニーズに合わせてソリューションを絶えず進化させる、という当社の取り組みをはっきりと示しています。」と、エビデントのシニアプロダクトマネージャーSimon
Alainは話します。「その進化のおかげで、最も難しいタンク、パイプ、圧力容器の溶接部・腐食検査において、効率、正確さ、安全性が向上します。」
SteerROVERスキャナーの詳細は、www.olympus-ims.com/scanners/SteerROVERを、MapROVER HTスキャナーの詳細は、www.olympus-ims.com/scanners/MapROVERをそれぞれご覧ください。
EVIDENTについて
2022年、オリンパス株式会社はライフサイエンス事業と産業ソリューション事業を担う科学ソリューション部門を分社化し、新会社エビデントを設立しました。名前は変わっても、これまで当社が100年を超えて確立してきた専門技術、製造能力、お客様への献身は変わりません。
エビデントは、科学的な視点で物事を見る姿勢を事業の根幹とし、イノベーションと探求の精神が当社の行動の原点となっています。人々の健康と安心、心の豊かさを実現するため、
医学的研究分野、インフラ設備の点検、消費材に潜んだ有害物質の検出など、さまざまな現場におけるお客様の課題解決や成果の向上に貢献します。
エビデントの産業分野におけるソリューションは、設備の保守、製造、環境用途の顕微鏡、ビデオスコープ、非破壊検査装置、X線分析装置まで多岐にわたっています。最先端の技術を搭載したエビデントの産業分野の製品は、品質管理、検査、測定の分野でも幅広く活用されています。ライフサイエンス分野においては、最先端のソリューションを提供し、広くコラボレーションをすることで、科学者や研究者の方々をサポートします。常にお客様の抱える課題の解決や、新たに生じるニーズに応えるべく、病理学、血液学、不妊治療など臨床研究や、研究と教育分野に向けた幅広い用途の顕微鏡システムのラインアップを提供し続けています。
詳細については、当社のウェブサイト（EvidentScientific.com）をご覧ください。
お問い合わせ先：
Hilary Banda
(781) 419-3624
Hilary.Banda@olympus.com
SteerROVERおよびMapROVERは、株式会社エビデントまたはその子会社の商標です。
