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大型複合材部品の高速で効率的な超音波スキャン

2021年01月12日

新発売のRollerFORM™ XLフェーズドアレイスキャナーは2倍以上のスキャン範囲を提供

米国マサチューセッツ州ウォルサム、 (2021年1月12日):オリンパスが新たに発売するRollerFORM™ XLスキャナーは、表面積の広い複合材部品の検査を高速化するために、広い検査範囲と使いやすいフェーズドアレイツールへの要望に応えます。

航空宇宙産業と風力発電産業において、航空機の翼や風力タービンブレードなどの重要な部品は、軽量で耐久性のある複合材でできています。 こうした部品の完全性を確保するため、検査員は部品の組み立て前と保守点検時の両方に非破壊検査技法を用います。 超音波探傷試験は標準的な方法ですが、部品の表面積が広範に及ぶことや、複合材の減衰特性、一部の超音波探傷機器に見られる複雑な操作という要素が重なり合って、問題が発生する場合があります。 新発売のRollerFORM XLスキャナーは、問題の解決に役立つ、画期的で使いやすいホイール型フェーズドアレイプローブです。

より短時間で大型部品をスキャン

RollerFORM XLスキャナーのタイヤは、設計と性能に実績のあるオリジナル版のRollerFORMスキャナーをベースに、フェーズドアレイプローブが組み込まれ、ビームの範囲が2倍になっています。 ビーム範囲の拡大によって欠陥検出率も向上したため、大型部品のスキャンが効率化し、データの正確性が改善されます。

最小限の設定で簡単操作

RollerFORM XLスキャナーは軽量で操作しやすいことから、水浸型探傷試験に比べて設定と検査が最小限の労力で済みます。 画期的なタイヤによって、カプラントポンプシステムがなくても強力で信頼性の高い信号が得られます。 タイヤには液体が充填され、素材の音響インピーダンスが水に極めて近いため、界面反射が最小限になります。 この類似性によって、超音波ビームエネルギーを試験体内に効率的に伝搬できます。

複合材検査に最適

RollerFORM XLスキャナーに低周波数で高エレベーションのフェーズドアレイプローブをオプションで選択すると、減衰性の高い複合材に対するビーム浸透が最適化されます。 この新しいワイドモデルは、既存のホイール型プローブの手順に簡単に組み込むことができます。 RollerFORM XLスキャナーには、大型の翼やブレードのフルスキャンを容易にするためのエンコーダー、インデックスボタン、データ収集開始ボタンもあります。

検査員は最小限の設定を行うのみで、この単独で動作するホイール型プローブシステムを実行でき、時間を節約し、探傷結果の精度も向上します。


オリンパスについて

オリンパスは、医療、ライフサイエンス、産業機器業界向けのソリューションに加えて、カメラやオーディオ製品の開発にも取り組んでいます。 オリンパスは100年以上にわたり、病気の発見、予防、治療を支援し、科学的研究を促進し、公共の安全を確保し、世界のイメージを捉えることで、人々の生活をより健康で安全で充実したものにすることに注力してきました。

オリンパスの産業ソリューションは、産業用顕微鏡やビデオスコープから非破壊検査技術やX線分析装置まで多岐にわたります。 当社の製品は、品質管理、検査、測定アプリケーションに広く使用されています。 オリンパスの技術は、製造、保守、環境、天然資源などの分野で活用されており、製品の品質を守り、産業インフラや施設の安全性を高めることに貢献しています。 詳細については、www.olympus-ims.comにアクセスしてください。

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