新しくなったOLYMPUS Stream™が鉄鋼中の非金属介在物のイメージングと解析に柔軟性を提供
米国マサチューセッツ州ウォルサム、 （2020年6月17日）—工業用顕微鏡の主要メーカーであるオリンパスは、OLYMPUS Stream™画像解析ソフトウェアを使用する製鋼業向けに、非金属介在物解析の効率を向上させています。 新たにリリースされたOLYMPUS Streamバージョン2.4.3では、サンプルの解析対象エリアをさらに正確に選択でき、高純度鉄鋼の検査プロセスがスピードアップします。 また、新しいライン測定機能によって、サンプルに対して複数のライン測定を取得するプロセスが簡単になるため、より正確なレポート作成が可能になります。
効率的な非金属介在物解析
高純度製鋼において、非金属介在物を識別することは品質管理上の重要なプロセスです。 時間のかかるこのプロセスも、OLYMPUS Stream画像解析ソフトウェアを使えば簡単です。 合理的な画像キャプチャに加えて、このソリューションでは新しいオプションとして、対象エリアの指定に矩形ではなく、ポリゴンを使用することで高い柔軟性がもたらされており、精度の向上や検査時間の短縮、またサンプル形状へのさらなる合致を実現します。
包括的な検査ソリューション
この更新では、SEP 1571:2017（method K）規格に対応するスキャンエリア全体の含有物の統計概要が得られるようになり、対応する国際規格がさらに拡張されました。 このソフトウェアはその他多数の共通規格に対応しており、ASTM E45-18、ISO 4967:2013、DIN 50602:1985、EN 10247:2007、EN 10247:2017、GB/T 10561:2005、JIS G0555:2003、UNI 3244:1980などが挙げられます。
画像のライン測定が容易
検査によっては、画像に対して複数の形状測定が必要になる場合がありますが、複数のラインが重なっている場合、ライン測定を確認しづらいことがあります。 更新されたソフトウェアの測定モードでは、読み取りやすい位置にラインやラベルをドラッグするだけで、解析用に整った本格的な画像を作成できます。
Office 365に対応
OLYMPUS StreamソフトウェアはOffice 365対応となり、Microsoft Word、Excel、PowerPoint形式のレポートを作成できます。 Microsoft Office 2010、2013、2016、および2019にも対応しています。
OLYMPUS Stream 2.4.3への更新
バージョン2.3および2.4をご使用のすべてのお客様は、お手元のライセンスカードでOLYMPUS Stream 2.4.3に無料で更新できます。 OLYMPUS Streamバージョン 2.2以前のライセンスをお持ちのユーザーは、バージョン2.4.3を入手するために、更新ライセンスを購入する必要があります。
OLYMPUS Streamソフトウェアの詳細については、Olympus-IMS.com/Microscope/Softwareを参照してください。
お問い合わせ先：
Hilary Banda
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Hilary.Banda@olympus.com
オリンパスについて
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オリンパスの産業ソリューションは、産業用顕微鏡やビデオスコープから非破壊検査技術やX線分析装置まで多岐にわたります。 これらの製品は、品質管理、検査、測定アプリケーションに広く使用されています。 オリンパスの技術は、製造、保守、環境、天然資源などの分野で活用されており、製品の品質を守り、産業インフラや施設の安全性を高めることに貢献しています。 詳細については、当社のウェブサイト（www.olympus-ims.com）をご覧ください。
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