ポータブルX線回折装置 TERRA™ IIおよびベンチトップX線回折装置BTX™ IIIは、SwiftMin自動定量X線回折ソフトウェア、簡単に使えるユーザーインターフェース、事前プログラムされた校正値、および最適なX線検出器を備えています。これにより、専門的な技術者を必要とせずに分析を進めることができます。
米国マサチューセッツ州ウォルサム、 (2019年11月6日)—オリンパスの次世代ポータブルX線回折装置(XRD)TERRA™ IIおよびBTX™ IIIは、現場およびラボで、より迅速に鉱物の定量分析結果を提供します。 高性能で使いやすいソフトウェアと両システムの新しいX線検出器を組み合わせることで、検査スピードを向上させ、迅速で確実な意思決定のために必要な情報を提供します。
本X線回折装置は、新しいSwiftMin®ソフトウェアを備えており、自動化された鉱物の定量分析 / 相同定の結果を直接リアルタイムに表示します。 直感的なソフトウェアインターフェースには、以下のような検査時間短縮に有効な機能が備わっています。
- データ用統合ダッシュボード:すべての結果、校正情報、分析情報を1つのビューに表示して、ワークフローを効率化します。
- ワイヤレス機能:ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなどのワイヤレス対応デバイスを使用して、リアルタイムで結果の取得と機器の操作が可能になります
- 自動データ転送:停止を押すか、設定された時間が経過すると、ネットワークにデータを自動的に送信します。
- 簡単なデータエクスポート:鉱物の定量分析 /
相同定の結果を簡単にエクスポートできます。視覚化または詳細なデータ分析を行い、ネットワークフォルダを使用してデータファイルにアクセスし、回折パターンを分析します(サードパーティのソフトウェアで手動分析を行うユーザー向け)
従来のX線回折装置では、大量の試料を細かく粉砕し、ペレットにプレスする必要があります。 結晶子はランダムに配向するのが理想的ですが、従来のX線回折用に準備された試料は通常、優先配向の影響を受けます。 一方、X線回折装置 TERRA IIおよびBTX IIIは、独自の小型試料ホルダーを備えており、従来のX線回折装置に代わる小型軽量で、実質的にメンテナンスフリーです。 特許取得済みの振動試料ホルダーは、試料チャンバー内のすべての粒子を対流させ、ほとんどすべての配向効果を除去します。 その結果、機器に必要な試料はわずか15mgで、付属の試料キットを使用して簡単に採取できます。
オリンパスのX線回折装置 TERRA IIは、世界初のバッテリー駆動の商用ポータブルX線回折装置の後継機です。 TERRA IIシステムは、最大6時間の電池寿命と丈夫で防水性の高いケースが特長で、現場での迅速な分析を目的として設計されています。 BTX IIIは、ベンチトップのラボ分析を目的としたコンパクトな設計で、同等の分析性能を提供します。
TERRA IIとBTX IIIの詳細については、当社のウェブサイト(www.olympus-ims.com)をご覧ください。
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当社の産業用ソリューション事業では、世界トップレベルの検査・測定ソリューションを開拓、開発、製造することにより、社会の安全と改善に取り組んでいます。 こうしたソリューションは、航空宇宙、発電、石油化学、社会インフラ、自動車、生活・家庭用品といった幅広い分野で、産業および研究用途に使用されています。 詳細については、当社のウェブサイト(www.olympus-ims.com)をご覧ください。
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