コストパフォーマンスの高いハンドヘルド蛍光X線分析計VANTA Element™ にSモデルが登場
マサチューセッツ州ウォルサム(2020年5月26日)コストパフォーマンスが高いエントリーモデルの蛍光X線分析計VANTA Elementシリーズに、短時間かつ低価格で軽元素検出が可能なSモデルが新たに加わります。マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ケイ素(Si)、硫黄(S)、リン(P)など合金中の軽元素を分析できるシリコンドリフト検出器(SDD)が搭載されています。
鉄金属、アルミニウム合金、銅合金、ステンレス鋼、ニッケル合金、金合金などを効率的に測定できるため、スクラップ金属のリサイクル、基本的な合金成分分析(PMI)、金属および貴金属製造に最適です。マグネシウム、アルミニウム、ケイ素などの軽元素を数秒で測定して品種IDを画面に分かりやすく表示、比較します。また、シリコンドリフト検出器によって、SUS303とSUS304、A6061またはA6063とA1100などよく似た合金の識別も可能です。
防塵・防水規格IP54に準拠し、約1.2 m(4 ft)からの落下試験(MIL-STD-810G)もクリアしました。起こりうる落下や衝突に耐える高い信頼性を備え、より長い稼働時間を実現します。さらに、検出器を保護するために、ステンレス製フェイスプレートと現場で工具なしで容易に取り付け、取り外しできるカプトン®メッシュサポートのあるプロレン®ウインドウフィルムを装備しています。VANTA Element-Sは、–10 °Cから45 °C(14 °Fから113 °F)の温度範囲で連続使用が可能です。
Vanta Element-Sは、VANTA™シリーズのスピード、信頼性、堅牢性、接続性、スマートフォン同様の高い操作性を実現するさまざまな優れた機能も備えています。一日中でも合金や金属分析テストで使い続けられるように、1.32 kg(2.9 lb)の軽量化を実現しました。また、オリンパス独自のAxon Technology™によって他のVANTAシリーズと同等の高いカウントレートと安定性を実現し、測定スピードとエネルギー範囲(ROI)を向上させました。
インダストリー4.0を活用して将来も分析装置を使い続けられるワイヤレス接続機能をオプションで提供しています。Olympus Scientific Cloud™に接続してワイヤレスでデータを共有するほか、便利なフリート管理ツールや当社のモバイルアプリ、お使いのネットワークを利用できます。また、測定結果を保存するための1 GBのmicroSD™カードおよび2つのUSBポートも備えており、データを簡単にエクスポートできます。さらに柔軟性を高めるため、分析装置では、VANTAフィールドスタンド、ソイルフット、プローブシールド、ホルスターなどのアクセサリを使用できます。
弊社のハンドヘルドXRF分析装置Vanta Element-Sなど産業用ソリューションの詳細については、Olympus-IMS.comをご覧ください。
オリンパスについて
オリンパスはグローバルテクノロジーの先頭に立つ企業として、医療テクノロジー、ライフサイエンス、産業用ソリューション、カメラおよびオーディオ製品の分野で革新的な光学・デジタルソリューションを提供しています。約100年にわたる歴史を通して、オリンパスは、社会に対して誠実であること、および人々の生活をより健康にし、安全性を高め、充実したものにすることに注力してきました。
弊社の産業用ソリューション事業では、世界トップレベルの検査・測定ソリューションを開拓、開発、製造し、社会の安全と改善に取り組んでいます。こうしたソリューションは、航空宇宙、発電、石油化学、社会インフラ、自動車、生活・家庭用品など幅広い分野で、産業および研究用途に使用されています。詳細については、弊社のウェブサイト(www.olympus-ims.com)をご覧ください。
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