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Vanta™ iXインライン蛍光X線分析計が材料分析と合金判定を自動化

2021年01月20日

製造ラインの全数検査を実現

米国マサチューセッツ州ウォルサム (2021年1月20日):新発売のVanta iXインライン蛍光X線分析計は、製造ラインでの材料分析と合金判定を自動化することで、リアルタイムの工程モニタリングと全数検査の結果をリアルタイムに提供します。 毎日24時間稼働に対応し、金属製造や地質処理の品質検査を効率化します。

金属製造では、材料の取り違えによるコスト増を避けるため、製品が正しい合金を使用して製造されていることを確認する、毎日24時間の工程管理が求められます。 Vanta iX分析計は明確な材料・品種判定を数秒で行うので、金属製造業での製品の全数検査および検証を実施できます。 また、合否結果や完全な材料組成を提示するように設定可能です。

地質処理と鉱業にVanta iX分析計を使用すると、処理のばらつきをモニタリングし、鉱石グレードを均一に保てるよう、リアルタイムでの分析結果を得られるコアスキャンやベルトコンベア分析が可能になります。

高性能なデータ処理

シリコンドリフトディテクター(SDD)と実績のあるオリンパス独自のAxon Technology™を搭載したVanta iX分析計は、軽元素を含む広範囲の合金および金属品種を検査できます。 他のVantaシリーズと同様の高いカウントレートと安定性をもたらします。

インテリジェントな統合

Vanta iX分析計は製造環境に簡単に組み込むことができます。両側にある取り付け穴を使って、ロボット工学システムなどのシステムに取り付けることができます。

最新のデータ転送機能

Vanta Connect APIまたはPLCと個別配線を使用して分析計を容易に制御できます。 コネクターオプションとしては、Power over Ethernetに対応のイーサネット(RJ-45)、USB、個別I/O(16ピン)、AUX DC電源があります。

製造ライン用の堅牢設計

Vanta iX分析計は、生産設備の高レベルの振動、電磁波、騒音、埃、水分に耐えられるように構築されており、耐振動性(MIL-STD-810G)があり、IP54に準拠し、連続試験で–10 °C~50 °C(14 °F~122 °F)の範囲で動作可能です。 内蔵ヒートシンクが内部温度を下げ、さらに冷却が必要な場合はファンの取り付け部を利用できます。 また、保守点検を迅速に行うために、工具なしでウィンドウを交換できます。

Vanta iXインライン蛍光X線分析計の詳細は、Olympus-IMS.comをご覧ください。


お問い合わせ先:
Hilary Banda
(781) 419-3624
Hilary.Banda@olympus.com

オリンパスについて

オリンパスは、医療、ライフサイエンス、産業機器業界向けのソリューションに加えて、カメラやオーディオ製品の開発にも取り組んでいます。 オリンパスは100年以上にわたり、病気の発見、予防、治療を支援し、科学的研究を促進し、公共の安全を確保し、世界のイメージを捉え、人々の生活をより健康で安全で充実したものにすることに注力してきました。

オリンパスの産業ソリューションは、産業用顕微鏡やビデオスコープから非破壊検査技術やX線分析装置まで多岐にわたります。 これらの製品は、品質管理、検査、測定アプリケーションに広く使用されています。 オリンパスの技術は、製造、保守、環境、天然資源などの分野で活用されており、製品の品質を守り、産業インフラや施設の安全性を高めることに貢献しています。 詳細については、弊社のウェブサイト(www.olympus-ims.com)をご覧ください。

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