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非破壊検査ソリューション
用途

完全な円周溶接部検査システム

PipeWIZARD iX円周溶接部検査システムは、寒冷地から高温の砂漠まで、極端な厳しい環境向けに作られています。融合不良、溶込み不良、ポロシティ、溶落ち、アンダーカット、hi-low、割れ、低温割れコールドラップ(冷接)、異物巻込みなどの欠陥を検出可能なPipeWIZARD iXシステムは、以下のあらゆる円周溶接構成に適合します。

溶接形状タイプ:J-ベベル、V-ベベル、ダブルV、Xなど。

パイプ肉厚:通常、6 mm(0.25インチ)~35 mm(1.4インチ)以上。厚い肉厚に対応したオプションを用意。

パイプ径:168 mm(6.625インチ)~1,524 mm(60インチ)。

パイプ材料:標準的な炭素鋼から、より複雑な構成まで(インコネル、クラッド鋼パイプなど)。

自動超音波検査(AUT)

パイプライン溶接部検査では、従来の放射線検査に代わるものとして自動超音波検査(AUT)があります。

AUTが放射線検査より明らかに有利な点として、以下が挙げられます。

  • 検査員の放射線リスクや、科学的および環境的懸念がない
  • 比較的短い時間で検査できるため、生産性が高い
  • 優れた検出能およびサイジング性能によって、不良品発生率が抑制される
  • 欠陥指示の縦方向の高さと深さの測定においてEngineering Critical Assessment(ECA:工学技術臨界評価)の判定基準に適合
  • 高性能出力表示によるリアルタイム解析
  • データおよび検査レポート
  • ライセンスが不要

複数の探傷法に対応可能

高度なフェーズドアレイ法から従来型超音波法まで、多用途に対応するPipeWIZARD iXシステムを活用しましょう。

  • 領域識別:各領域(溶接パスとほぼ同等)がそれぞれPAパルスエコーまたはピッチキャッチ法で検査されるので、ベベル域全体と溶接部の全容積を正確な欠陥サイジングで探傷することができます。
  • Time-of-flight diffraction(TOFD):ストリップチャートに示される欠陥指示の確認と、小さい、あるいは誤った方向の欠陥指示の検出とサイジングに使用します。
  • フェーズドアレイ(PA):従来型のPA法(セクター、リニア、またはコンパウンドスキャンなど)は、 補完的な手法として、あるいは領域識別が適さない溶接部構成の検査に使用できます。
  • 従来型UT:ピッチキャッチ構成における円周方向欠陥の検出、肉厚の測定、クリーピング波による溶接部上部の検査などに使用できます。
  • トータルフォーカシングメソッド(TFM)対応:高性能なQuickScan iX PAデータ収集装置は、TFMなどの先進的手法に求められる複雑な照射パルシングパターンに対応します。

円周溶接部AUT検査の規格準拠

海上および陸上のパイプライン産業を規制する国際規格および規則に従って、確実に円周溶接部を検証しましょう。PipeWIZARD iXシステムでは、以下の規格に準拠したAUT検査を実施できます。

  • ASTM E-1961規格(領域識別、高速データ解析、特殊な校正用試験片、設定手順など、円周溶接部のAUTに関する重要項目をカバー)
  • API 1104規格(推論による)
  • DNV-OS-F101規格(海上AUT規格)

企業仕様の要求があれば、欠陥サイジングの精度を上げたり、上記規格の要件を超える分解能レベルを実施したりすることができます。

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