複合材料は強くて軽い他に類を見ない特性があり、エンジニアは、多数のコンポーネント設計に複合材料をますます取り入れるようになっています。 複合材料は、層間剥離などの不連続性がないか定期的に超音波検査を受けます。 フェイズドアレイ超音波技術には、優れた検出能、迅速なスキャン、監査可能なデータファイルの取得など、複数の利点があります。 ウェビナーでは、フェイズドアレイ超音波法を複合材料に適用することについて、製造とメンテナンスの両面で検討します。 各種の成形された平らなCFRP(繊維強化複合ポリマー)を使用し、検査機器と手動から自動までの技術を詳細に検討します。
この動画で取り上げられている製品またはソリューションについて質問がありますか?
質問:どんな種類のシステムが、ハニカムコアの複合材料で層間剥離などを検出するのに使用できますか?
答え:そのような構造にはフェイズドアレイなどの超音波システムが使用できます。しかし、ハニカムでは試験範囲が制限される可能性があります。 他の機器/技術として、Olympus NDT BondMasterもご一考ください。
質問:UT検査の代表的な金属材料によって、探触子の周波数にどのような違いがありますか?
答え:もっとも広く使用される周波数は3.5、5、10 MHzです。 フェイズドアレイを使用した溶接部試験では、通常1~10 MHzがもっとも標準的な範囲です。
質問:操作者の資格認定は一般的なUTと類似または共通ですか?
答え:資格認定は一様ではありません。 一般的に、超音波検査の上級資格認定を得るに先立ち従来と同じ資格認定が求められます。 最上級のLII認定を取得するには、通常ASNT SNT-TC1AやNas 410では、公的な訓練を80時間受けるほか、実際の現場でも経験を積むことが義務付けられています。
質問:厚さが0.5 mm~20 mmのガラスやエポキシ複合材料を検査するには、 150 kHzなど低周波数の探触子が必要ですか? フェイズドアレイプローブでも検査できますか?
答え:一般的に低周波は、ほとんどのフェイズドアレイ機器の帯域幅に含まれません。 その帯域幅を含む特殊な機器もいくつかありますが、低周波は標準的ではありません。
質問:OMNIScanを使用できるCFRPやGFRP複合材料の厚さ範囲はどのくらいですか?
答え:私個人の経験では、どちらの材料でも最大2インチの厚さまで試験ができたことを把握しています。
質問:複合材料部分(航空機部品)の半径の厚さはどのように測定しますか?
答え:綿密試験は、後壁の信号をゲーティングして測定値を読み取ると容易に行うことができます。
質問:フェイズドアレイの訓練と資格認定はどこでどのように受けることができますか?
答え:当社の訓練校をご覧ください(http://www.olympus-ims.com/en/training-academy)。
質問:C、B、Dの各スキャンの合成画像示(3D)を表示する方法を実演できますか?
答え:ソフトウェアで表示を選択することができます。 3D表示できる高度なソフトウェアが販売されていますが、産業向けの基本ソフトウェアのほとんどでは表示できません。
質問:複合材料の試験で、厚さ範囲と周波数に一般的にどのような関係がありますか?
答え:私個人の経験では、3.5~10 MHzの周波数で.035"~2、3インチの試験ができました。
質問:この技術で検査可能な最小の厚さは?
答え:.035"の複合材料を試験したことがあります。
質問:ガラス繊維の検査はできますか?
答え:はい、できます。
質問:(層に「褶曲」があるかを識別するために)繊維の方向など微小な物をフェイズドアレイで検査できますか?
答え:多分できます。GFRPのひだを検出したことがあります。 検査の可否を判断するには試験を行う必要があります。
質問:欠陥箇所を探る際、ソフトウェアにより複合材料に一定の速度が想定されるのでしょうか?
答え:速度を入力したり校正したりできます。 ルーチン試験では、一定の速度がソフトウェアで想定されます。
質問:GFRPでも同様ですか?
答え:はい。
質問:風力タービンの羽根に使用されるガラス繊維のPA検査に最適は周波数は経験上どのくらいですか? 塗装またはゲルコートが羽根の表面に施してあります。
答え:私の経験では、1 MHzがGFRPでもっとも標準的な周波数です。
質問:TomoViewの2成分機能を利用しdBの変化を検出し、許容差に収まる領域または収まらない領域をすべて識別する方法を実際に見せることは可能ですか?
答え:基本情報が冊子に掲載されています(http://www.olympus-ims.com/en/tomoview/)。 詳細は、こちらに(http://www.olympus-ims.com/en/contact-us/)お尋ねください。
質問:複合材料以外の他の材料はどうでしょうか? 他の材料にも使用できますか?
答え:はい、フェイズドアレイは、全種類の金属、プラスチックなどに使用できます。
質問:アルミ繊維材の腐食を検出できますか?
答え:確認のため試験が必要ですが、説明書からすると検出可能と考えられます。
質問:複合材料製のT継手向けに特別なツールがありますか?検査のほとんどは、T継手の縦材と横材の間に気泡が閉じ込められているか確認するために行います。
答え:その試験の詳細が必要です。 こちらに(http://www.olympus-ims.com/en/contact-us/)ご連絡ください。
質問:Matlab積分ツールはソフトウェアパッケージとして支給されますか、それともMX2などPA機器の同梱ソフトウェアに入っていますか?
答え:そのソフトウェアが必要なお客様向けに、データアクセス・遠隔操作ライブラリーをオプションのソフトウェアとしてドングル形式で提供しています。
質問:垂直位置でこの技術を試験しましたか? その位置で検査できますか?
答え:はい、手動で行ったり直角の用具を使用したりすれば垂直方向の検査が可能です。 WINGスキャナーをオプションで用意しています(http://www.olympus-ims.com/en/scanners/wing-scanner/)。
質問:ほとんどの部分を水浸できない場合、0.2~0.7インチの小径を気泡で検査できるソリューションはありますか?
答え:使用可能なオプションについて担当技術者にお尋ねください。
質問:フェイズドアレイプローブに死角はないのですか? 3枚目のスライドについて説明してください。
答え:ハケ型プローブに比べた場合の、ビーム間の隙間についての説明です。
質問:ウエッジはどのフェイズドアレイ探触子にも必要ですか? 角度が0度の検査にも必要ですか?
答え:一般的にウエッジまたはウォーターカラムを使用して検査を行います。 ウエッジを別に必要としない薄い装着面や接触プローブを作成することもできます。
質問:どのようにすれば層間剥離などの欠陥を模すことができますか?ホイルを使う以外の方法は?
答え:EDM、FBH、紙やホイルの挿入、カルボスフィア、枕の挿入など、いろいろあります。 当社のKennewick工場に、複合材料製の校正用試験片の専門家がおりますのでご連絡ください(http://www.olympus-ims.com/en/contact-us/)。
質問:表面がリレーフラットではない場合、NW2やNW3 UT-PAセンサー向けの柔らかいウエッジを検査に使用するのはどうでしょう?
答え:オーダーメイドでウエッジを設計することができます。 詳細をこちらに(http://www.olympus-ims.com/en/contact-us/)お伝えください。
質問:フェイズドアレイプローブには専用の焦点域がありますか?それとも焦点深度を選択して焦点域を変えるのですか? プローブの限界はどのあたりですか?
答え:基本的なアプリケーションでは、通常焦点を合わせずに検査を行います。 焦点合わせが必要な場合、ソフトウェアで簡単に変更可能です。 プローブの限界は、開口幅のサイズと周波数に関係します。
質問:フェイズドアレイ複合材料検査の技術者向け訓練はどこで受けられますか?
答え:講師を24人以上世界各地に配しています(http://www.olympus-ims.com/en/training-members/)。
質問:フェイズドアレイ評価に関するオンラインプレゼンテーションを今後追加する予定はありますか?
答え:はい、定期的に新しいセッションを公表する予定です。